マニアックな?家づくりの知識と知恵
〜 ハーモニーライフの独断的考察 〜
■まずはじめに・・・
まず、はじめにお断りしておきますが、ここに紹介するコトは一般的な家づくりのノウハウではありま
せん。例えばハウスメーカーや工務店、建築家の作る住宅のそれぞれの違いだとか、丈夫でコストパフォーマンスに優れた家の作り方とか家づくりの進め方だとか・・・そういった情報は"小冊子『プロが自宅を建てるなら』〜本当の家づくりの方法教えます〜"に書いていますからそちらを参考にして下さい。oomura@harmony-life.comに"小冊子希望"とメールしていただきましたら無料で送付いたします。(宛先を忘れずに・・・)
ということで、じゃ、ここではどんな情報が紹介されているかといいますと、建築士や大工など建築のプロもあまり知らないことで、あまり表に出てこないような情報も含めて私の独断的考察を交えて御紹介しています。
例えば「ロハス」とか「自然素材」とか「埋炭」など住宅業界の一部で先進的な考え方として意図的に情報発信・・・というより宣伝されている言葉がありますが、そうした社会現象の裏にある仕組みであるとか、家相や風水、イヤシロ地とケガレ地、波動や電磁波などの目に見えないことであるとか・・・結構目や耳に入ってくる住宅建築に関するキーワードでありながら、建築士や大工に聞いても技術的な事でも数値化されたことでもないのではっきりと答えられないことが多いと思います。でも、家を建ててそこで暮らす側にとっては結構気になるコトだと思いますし、数値的な答えがなく場合によっては哲学的なこともあり、自分自身がどう判断すれば良いかハッキリと決められないことも多いと思います。
そうした「気になるけどよくわからない」「誰に聞けばいいかわからない」といったようなことも含めて御紹介したいと思います。が、あくまで個人的見解ですし、解る人には解るけど解らない人にはサッパリ理解できないこともありますのでブログ感覚で読んでいただければと思います。
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■建築業者のこと
家づくりが成功したかどうかを決める要因の80%以上は自分に合った良い建築業者に出会えたかどうかで決まると言っても過言ではありません。(ここでいう業者とは施工業者だけでなく建築家や設計事務所も含めてです)しかしながら良い業者というのも施主と価値観が同じであるかどうかによって良いか悪いかも変わりますので一概にどんな建築業者が良い業者だとは言えません。(リフォーム詐欺などの悪質業者なんかは論外ですが)ただし、私が考える家づくりのプロとしてのボーダーラインは”建築屋である”という事です。当たり前のことのようですが周りのチラシとか雑誌の広告とか見渡してください。建築条件付の土地を売る不動産屋、建材メーカーの製品をコーディネイトする建材屋、商品として住宅を販売流通させるハウスメーカー、新築を工事を請負う内装屋、リフォーム工事まで請負う大型家電販売店・・・どれもみんな建築屋というより建築もする○○屋さんなのです。彼らはそれぞれ土地のプロとか営業のプロとか建材のプロであり、必ずしも建築技術に精通しているプロであるとは限りません。しかしながら社名は○○住宅とか△△工務店とか××ホームとかが多いですから消費者には見分けがつかないのです。たしかに不動産屋であろうが建材屋であろうが建設業の許可を得ていれば建設業者である事は間違いありませんし、土地も建材も建築と深い関係にあります。が、土地や建材のプロ=家づくりのプロであるかどうかは定かではありません。
例えばチラシや広告で考えてみましょう・・・
@建材メーカーの宣伝をする工務店チラシ
工務店なのに建材メーカーの製品紹介オンパレードで「当社は○○社の食洗機付キッチンと△△社のユニットバスを標準で装備しています・・・」とか建材メーカーの製品を集めてそれが家の価値のように宣伝している工務店を見かけます。でも、本来なら工務店はまずは自社の建築技術力や経験から生まれる設計力などもっともっと本質的なことで自慢できるのに・・・と思いませんか?建材メーカーの製品を使うかどうかはあくまで選択肢であって工務店の本領ではないような気がします。
A家そのものより土地の環境を宣伝している建築広告
「日当たり良好で、買い物にも便利!庭付一戸建てで自由設計の家が建てられます!(ただし建築条件付です)」といったチラシ。基本的には「こんな家を建ててこんな暮らしをしませんか?」じゃなくて「こんな土地を買いませんか?家や暮らし方は土地を決めた後に考えるとして・・・」といった本音を裏に隠して表向きは家の宣伝をしている建築業者?不動産業者?もありますよね。これは建築のプロではなくて建築物を付加価値として“土地”を売る不動産ビジネスのプロです。堂々と土地の環境に自信を持って土地だけの宣伝をすればいいのに・・・と思うことがあります。
B建築資金やコストのことを売り文句にしているチラシ
いかに安く資金的な負担を軽減して新築住宅を手に入れるか?お金を出す方にとっては大切なことでしょうが、いい家=安い家ではありません。本来の目的は「いい家を作ること」であり、「安く作ること」はあくまで条件なのです。これがひっくり返ったら本末転倒です。建築コスト・・・つまり建築予算の大小はあくまで建築設計条件の一つであり、業者選択の決定的な要素じゃないんです。少し前までは流通経路や仕入方法によって仕入コストは大きく差が出ましたが、今はよほど信用されていない建築業者じゃない限りそんなに建材の仕入コストが大幅に違うということはありませんから、建築費用の違いは適正な利益率を超えていなければそのまま住宅の質に影響していると考えても間違いないでしょう。いまだに住宅の安さだけを前面に出して宣伝している業者は「建材メーカーの廉価品を揃えて手間を出来るだけ省いたから安い!」ということかもしれません。
C建築家の設計を売り文句にしているチラシ
最近流行っているのが建築家のコーディネイトです。自分が気に入っている建築家に自邸を設計してもらうのは良いことだと思います。しかし、問題なのは家づくりを考える人に建築家を紹介するという“出会い系ビジネス”と流行に乗って『当社の家は建築家が設計します』という他力本願な建築業者の台頭です。基本的に建築家や有能な設計事務所と家を作る場合、まず建築雑誌や現物などの作品を見て自分の感性や価値観に響けば直接アポをとって仕事を依頼するというのが本筋です。ところが、建築家とか設計事務所はほとんど宣伝広告していませんからどこに連絡すればいいか判らないということもあると思います。そんな時は建築雑誌やインターネットで調べるか、建築士会や建築家協会に電話して連絡先を聞けばいいのです。
いずれにしても建築家は間違いなく建築のプロでしょうが建築家を紹介する紹介ビジネス屋は建築のプロであるとは限りません。又、自社が建築屋であるのに建築家の設計を前面に売り文句にしている建築屋も設計力の無さを認めているようなものです。もし、建築家の設計する家を売る広告が気になったらその会社ではなく直接建築家にコンタクトしてください。
Dハウスメーカーのチラシ
これは住宅を建築ではなく商品として扱っている業界の話ですから、家は作るのもではなく買うものであるという価値観を持った人には、有益な情報源になるでしょう。又、ハウスメーカーの研究開発力は凄いデータとプロの知能を駆使しているわけですから、日本人全体の家に対するニーズという点では、非常に役立つ情報があるかもしれません。しかし、家は買うものではなく作るものだと思っている人、コンビニや惣菜屋さんの弁当より愛妻弁当の方が好きな人にはあまり価値のある情報とはならないかもしれません。
とまぁ、チラシや広告だけみてもチョッと天邪鬼に見ればこんな風に判断できるのです。最低でも家を作る時は建築のプロと一緒に作りたいものです。
建築屋のプロとしての仕事は大きく分けて設計と施工に分類されます。この二つの仕事を分離するか一つにまとめるかはどちらでも良いと思います。しかし、まず初めにありきなのは設計業務です。設計力がないけれど技術力はあるといった工務店などへ依頼する場合は、設計と施工を分離する方がいいでしょうし、設計知識も技術力もあるけどデザイン力が・・・という場合は基本設計だけをデザイナーに頼むという方法もあります。
それから建築専門以外のことも結構重要な業者選択理由になります。特に人間性の良し悪しや相性はパートナーとして家づくりを行う上で最も大切です。又、類は友を呼ぶという諺どおり業種に関わらず良い店のお客様は良い人が多く、柄の悪い店の客は質の悪い客が多いものです。家づくりをはじめる時に業者を信用せずに疑いから入ると疑われる事の得意な怪しい業者が寄ってきますし、紹介など縁や人間性を大切にして業者を探すと信頼できる良い業者と出会えるものなのです。
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■土地のこと
家を建てるのには土地が必要です。当たり前のようですけど土地と家(建築物)とは一体化した関係ですから、この二つを切り離して考えることは出来ません。というよりも家はまだ自分の価値観や感性でデザインし創造していくことが出来ますが、土地は物質的には「土」であり、面積の所有権と使用権を得るというだけで特に創造性は持っていません。結局土地の価値というのは立地条件であり、つまり学校や駅が近いとかスーパーや病院が近いとかといった利便性による近隣環境と空気が澄んでいるとか森林が近くにあるとか、山や海の景色が美しいといった自然環境で決まります。特に資産として考えると現状の利便性でしょうし、投資として考えると将来の開発計画かも知れません。こうした様々な要因で土地の価値を検討します・・・なんて事が常識になっていますし多くの不動産屋はこうしたことが土地の付加価値であるとしています。
でも、実際に新たに土地を買ったり、又、既に住んでいる土地の事を考えたりする時にはそうした一般常識以外のことって結構気になるんじゃないでしょうか?例えば、気に入った土地の上空に高圧線が走っていたり、裏地に墓地があったり・・・そんなバカにされそうなことがこれからそこで暮らす者にとっては意外と気になるものなんです。だからといって不動産屋に「高圧線から電磁波出ていませんか?」と聞いても「電力会社が大丈夫だと言っています」としか言わないだろうし、ましてや「幽霊出ませんか?」なんて聞けないし・・・そういう視点から「良い土地」と「悪い土地」を考えてみると利便性や資産価値以外の土地の見分け方が出てくるかもしれません。
ところでインターネットで「良い土地と悪い土地」と入力して検索すると最近「イヤシロ(弥盛)地」と「ケガレ(気枯)地」という言葉がよく出てきます。大雑把に言うと"良い土地"とはイヤシロ地であり"悪い土地"とはケガレ地のことを言うようです。ではイヤシロ地とケガレ地とは一体何のことかといいますと、土地には「良い土地と悪い土地」があるといわれていて良い土地とはそこに住むと病気になりにくく、動物が集まったり植物がよく育成したりするような土地でこれを「イヤシロ地」と呼びます。そこにいるだけで気持ちがよくなるような場所で災害が起きても被害が少ないというような土地です。反対に悪い土地とはそこに住むとなぜか病気になったり事故が多発したり、害虫が発生したり、農作物も育たなくそこに居るだけで気分も落ち込むような土地でこうした土地を「ケガレ地」と呼びます。これだけでは少しオカルトチックなのですが実際に楢崎皐月という科学者によって解明され、1953年に静電三法という著書に発表されています。詳しく知りたい方はこの静電三法を読んでいただければ解ると思いますが古い本で手に入り難く、内容も学問書的で眠くなるのでインターネットで調べるか船井幸雄氏の著書で調べる方がラクかもしれません。
で、そんな理屈よりも具体的にそれはどんな土地なのか?どこにあるのか?どうやって見分けるのか?ってことのほうが家を建てる人にとっては役に立ちますよね。それに既に土地がある人にとっては今更自分の住んでいる所が「ケガレ地」だと解ったところで落ち込むしかないですよね。それを何とかする方法があるのかないのかも知りたいですよね?・・・で、ここで慌てるとそういう不安につけ込んで商売をするヤカラの思うツボになりますから気をつけなければなりません。
そもそもイヤシロ地とかケガレ地というのは電子の流れにより起きている現象であり、いわゆる磁場(地磁気)の良し悪しの状態です。地球上の動植物はもちろん地球そのものものも磁気を帯び微弱な電流で生命を維持していますから、この電磁場の影響を人体や植物が受けることは事実として理解できます。マイナスイオンの効用や携帯電話の弊害なんてまさにこの世界のことだと思います。そう考えると極めて科学的なことであり、けっして神秘的なことではありませんから物理的に判断できるのです。
まずは簡単なイヤシロ地の見つけ方として、統計的に見分ける方法があります。実は神社仏閣のある土地や歴史的な豪商や豪農の屋敷のある場所というのはイヤシロ地が多いのです。これは楢崎皐月氏が全国1万2千ヵ所の土地の電位を調べて得たデータに基づくものです。(余談ですがその結果は、イヤシロ地は15%、ケガレ地が30%、その他の標準的な土地が55%だったそうです)たしかに神社仏閣や重要文化財になっているような豪商の屋敷などは築何百年も経ていてその間地震や台風など大きな自然災害に遭っているにも関わらず、しっかりと建っています。もちろん建築物そのものは木造建築技術の高さによるものだと思いますが、地盤沈下や地震による地割れ、地崩れもあまり起きていないようです。それに神社などはそこに居るだけですがすがしい気分になる所も多いのです。そうしたデータからは寺町や神社の参道にあたるような場所はイヤシロ地が多いと予測できます。又、豪商の屋敷がある地区とはつまり成金じゃない由緒ある富豪が代々好んで住んでいる所ということになります。なぜかそういう昔からの高級住宅街もイヤシロ地が多いのです。逆に都心であるとか高圧線の真下とか交通量の多い道路の周辺部とかはケガレ地である事が多いのです。又、現象的に見分ける方法として植物の育成状況で判断するという方法もあります。日当たりとか天候とか関係なく草木がよく育つ場所とすぐ枯れる場所があります。元農地の埋め立て地を宅地分譲している場合でも「田畑で農作物を作っても出来がよくないから埋め立てた」という話を聞いたらケガレ地の可能性があります。逆に宅地の隣で誰かが畑や園芸をしていてよく育っていたらその宅地もイヤシロ地の可能性が高いと言えます。又、これはチョッとスピリチュアルな話しですが昔から事故や自殺の名所で「魔の○○」なんて言われている所は電位測定してみたらケガレ地だったということです。それからもう一つ簡単な判別方法として“イヤシロ地は磁場による影響で筋肉がほぐれ体の柔軟性が高くなる”という効果を利用して確認する方法もあります。
そして問題は、もし今住んでいる土地がケガレ地の場合はどうしようもないのかということです。その方法も楢崎博士が発見して紹介しています。それがいわゆる炭埋法という炭を地面に埋める方法です。そうすることで地磁気を調整してイヤシロ地化できるというものです。又、マイナスイオンを発生させて土地環境を改善するという方法もあります。そして実はこれらの方法は楢崎博士の著書ではそんなに費用をかけなくても出来る簡単な方法であると紹介しています。(詳しくは『■炭のこと』のページを参照してください)
しかし、(ここからはかなり私見ですが・・・)そもそも土地とは地球の表面(皮膚)であって人間の所有物ではありません。人間が地球から勝手に場を借りて住まわせてもらっているのです。ですから人間が「ここはイヤシロ地でいい場所で、ここはケガレ地で悪い場所だ!」なんて言っていても地球は「うるさい!ほっとけ!」って怒っているでしょね。そんなことよりも、どんな土地でも縁あって住む地ですから自然の摂理の中で工夫し、地球と対話しながら自分にとってここちよい土地にすることが大切だと思います。
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■炭のこと
土地のことで少し触れましたが、炭埋による土地のイヤシロ地化など"炭の力"的なことが色んなところで宣伝されています。建築関係だけでなく、風呂に竹炭を入れたり米を炊く時に炭を入れたり、又、部屋においておくと空気を浄化したり浄水器に利用されたりと様々な用途で炭が利用されています。この炭の効用というのは大きく分けて浄化作用と磁場作用の二つに分類されます。浄化作用とは多孔質である炭の特性により、空気中の臭気や湿気、有害物質粒子なども吸収したり、飲料水の雑菌を浄化したりする作用です。これらは昔から活性炭による脱臭剤などで知られていて現在の建築工事でも床下に炭を敷き込んで調湿をしたり、防腐剤として使用したりしています。
それに対する磁場作用とは炭により地磁気の電流を調整しイヤシロ地と同じような磁場状態にする作用であり、もともとは楢崎皐月により紹介された農地改良法ですが、今では一部でイヤシロ地化するための建築関係の技術として使われています。
で、最近多いのがこの炭埋に関するビジネスで炭の力を神秘的に誇張したり、風水的に運が良くなるなどとして高額で工事をしているところがあります。具体的にどんな方法でどんな効果があるのかといいますと、元祖はこの技術を発明した楢崎皐月博士ですから著書である静電三法に記載されている内容を正解として紹介します。その方法は「まず地面に直径3尺、深さ3尺の筒状の穴を掘削し、その1/3まで炭で埋め戻し残り2/3は掘った土を埋め戻します。炭は高価な大きい備長炭よりも粉状のクズ炭の方がいいでしょう。効果は炭埋した箇所より半径15mの球状に磁場が形成されるので穴は20〜30m間隔で施工すれば良いでしょう。」ということです。つまり20m×20mの敷地(約240坪)の真ん中に一箇所だけ炭埋すれば敷地全体に効果は得られるということです。(ちなみに船井幸雄氏の著書では1m×1mの穴を掘る事になっていますが3尺×3尺とは正確にメートル法に直すと910mm×910mmの穴という事になります)
この方法で炭埋1箇所あたりに掛かる費用はどのくらいでしょうか?概算でも掘削に掛かる費用が人力で掘ったとして、すごくドンくさくて一日掛かったとしても2万円未満、炭代が1万円未満とすると原価3万円、炭の運搬費や残土の処分を考えても経費は1万円、利益を考えても5万円以上はもらえないでしょう。新築工事の時ならば基礎工事の時に重機を使って同時に施工したならば掘るのに10分、埋めるのに5分程度ですから費用で換算すれば数千円、炭代を入れても原価で1万5千円程度、経費を入れても2万円位でしょう。自分でやれば炭代だけで済みます。これはあくまで静電三法に紹介されている楢崎流(でもこれが元祖です)の炭埋方法ですから、見解の相違で炭の量はもっと多い方が良いとかクズ炭ではなくてちゃんとした備長炭や竹炭、炭埋専用に開発した特別な炭じゃないとダメだとか5m間隔でなきゃ効果がないだとか言い出したらいくらでもお金は掛かりますけど、炭埋法というのはさかのぼれば何千年も昔からある方法ですから、そんなに高度な技術を要したり特殊な製法で作った炭だったりとは考えにくいと思いませんか?
イヤシロ地とかケガレ地とか炭埋とかマイナスイオンとか殆どの工務店や設計事務所は知っていない(あまり興味がない)でしょうし、又、あまり知られていないばっかりに炭埋をウリにしている業者は、さも高度な技術と知識と特殊な材料が必要なように説明して高額な請求をするかもしれません。
どんなことでも昔から伝わる良いことや生活の知恵的なことは、自然の原理に根ざしていてけっして高額なお金を使わなくても出来るものなんです。だから金持ちの道楽じゃなくて生活の知恵として現在でも伝えられているのです。そして「なぜそうなるのか」を科学的に分析して解明し、原理と仕組みを理解することも大切なのかもしれませんが、それよりも古来から伝わる知恵として理屈ぬきに素直に活用する方が賢いと思いませんか?
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■家相と風水のこと
家相とか風水とか家を考える時に結構気にする人がいます。又、色んな本も出ていますし専門的な学問としても構築されています。そうした神仏的なことは迷信だから気にしないと言う人でも正月には神社へ初詣し、テレビや新聞の「今日の運勢」とかをチラッと気にしたりするものです。
では実際には家を建てるときにこの家相とか風水とかいったものがどれほど影響するのか、どの程度考慮すればいいのかということですが、まずはこの家相とか風水とかは一体何者なのか?を知ることが必要です。
そもそも風水とは古来中国に伝わる自然原理、宇宙の摂理から得られる様々なエネルギーの活用法を体系化したものです。家相とは風水に基づき家の中のエネルギーの流れを考慮し体系化したものです。原型はそうしたものですがそれが色んな宗教や哲学、思想などの影響を受けそれぞれ流派ができ、それを占いや商売として利用したり、密教の秘伝として神秘化されたりしてきました。特に日本においては、基本は古神道に基づき天皇家に伝わる秘法として伝承されたものです。平城京や平安京、長岡京などが風水に基づいて都市計画がされたということは有名ですね。
そののち陰陽術として皇族や武家が利用し、戦に使う呪術としても発展しました。
一方、家相は風水を利用して家の間取りを考える方法ですがその中でも多くの人が気にする言葉は鬼門です。これには色んな説がありますが、中国で鬼門の方角といえば騎馬民族のモンゴルにあたり、この列強の鬼のようなモンゴル騎馬軍団が攻め込んでくる方角(門)といして鬼門と名付けられたとかいう説もあります。又、便所や水回りなどは科学的に紫外線で殺菌でき、風通しもよく衛生的な方角が○、西や北は×など科学的に納得できる説もあります。
結論から言いますと(私見ですが)風水や家相の類は本来全て宇宙的なエネルギーを活用する方法であって、何もしないよりも「よりよくなる」というのが本質で、けっして"悪くなる"ものでも"不幸を呼び寄せる"ものでもありません。つまり良い家相はあっても人を不幸にするような悪い家相はないのです。余談ですがあるお客さんが著名で家相学の大家と言う本を何冊も出している大先生に「この家相は悪いから建築を取止めなさい」と言われ、工事をする立場の者として遠路その大先生まで会いに行ったことがあります。そしたらその先生は「建てても大丈夫な方法もある。けれどもそのお客さんからは数万円しかもらっていない。その方法を教えてほしかったら最低でもあと30万円ほど支払いなさい。風水とはそれほど貴重な秘伝なのです・・・」と言われました。私は心の中で「わあ〜、ドラマの詐欺師みたいや〜!」ってある種感動しましたけど・・・。
話がそれましたが家相・風水や波動や気功など目に見えない一種神秘的なことに長けた人と接する時にその人が本物かどうか?本当にそんな知識や能力を持っているのかどうか?を見極める方法があります。それは“本物はけっして相手を不安にさせない”ということです。それは人間が不安になるとストレスにより心身ともに悪い方向にむかう事を知っているからです。又、世の中は全て相対で出来ていますし、風水などはこの陰陽二相の相対関係に基づいた学問ですから必ず一つの事象に対する相対があるのです。つまり、どんな悪い現象でもその力を相殺する対処法が必ずあるのです。土地がケガレ地ならイヤシロ地にする方法が、建築に不向きな年廻りであればそれを修正する方法が必ずあるのです。「地獄に落ちるわよ!」と人を不安にさせるイカサマ占い師は既に本人が地獄に落ちているのです。それに炭埋法と同じようにそれらの風水対処法に使用する材料(があるとすれば)もけっして高価なものではないはずです。最も優れた陰陽師は何も使わず離れた場所から波動で瞬時に浄化したり結界を張ったり出来るのです。これって材料費も交通費も必要ないし、人件費も瞬時だからほとんど要りませんよね?
いずれにしても風水や家相はオカルトや迷信ではないと思います。何千年も昔から国を治める人々が使ってきた統計学と物理学、量子力学などに基づいた学問だと思いますし、現に京都や奈良、江戸など歴史のある都市計画で脈々と実践されてきた知恵だと思います。闇雲に信じるとか信じないとかじゃなくて、先人の知恵として学び宗教やカルト集団に歪められていない本質的な部分のみを生活の知恵として活用する為にあるのだと思います。鬼門に便所や水廻りを配置してはいけないとか、玄関は北向きじゃ邪気が入ってくるとかじゃなくて、鬼門でも北向き玄関でも心地よい空間となるようにする方法が本物の風水であり、家相学なのだと思います。
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■木のこと
「木の家の良さ」は今さら説明するまでもなくいろんなところで紹介されています。しかし一概に『木の家』といってもピンキリで木質プレハブ住宅から伝統工法による木組みの家までひとまとめで「木の家」とされていていわゆる”木の家の良さ”とされている様々な効用も手放しで期待できないのです。
木の家は例えば調湿性に優れ、抗菌効果もあり、学校なんかでも木造校舎と鉄筋コンクリート校舎とでは流行性感冒による学級閉鎖の発生頻度が異なるとか、鉄骨に比べ火災に強く、耐久性も東大寺などを例にとって何百年も持つなどたくさんの特徴があげられています。又、地球環境の観点から見ても50〜100年のサイクルで循環する循環型資源である木で家を建築するということは、地球の循環サイクルの一部として住宅を捉えることができるという大きな意義もあります。
しかし・・・そうした素晴らしい木の家の特性が現在『木造住宅』といわれている家に全てあてまはまるかというと実は間違いなのです。特にツーバイフォーや木質プレハブ住宅は全くの別物であると認識しておいた方がよいでしょう。なぜならこれらの工法は合板を基本として構成されているからです。又、木軸工法であっても集成材の柱梁を使い、構造用合板を多用した木造住宅も同じです。合板や集成材に含まれる有害物質に関しては消費者も周知の通りですし、法的な対策もできてきましたから特に説明はしませんが、集成材や合板は木材本来の持つ調湿効果が実はほとんどないという事はあまり知られていません。これは成型工程で熱圧縮処理をする為、木材の性質が殺されてしまっているからなのです。つまり合板や集成材は表面結露を起こしやすいのです。又、集成材は狂いにくいといわれていますがそれも間違いで、集成材でも反ったり曲がったりはするのです。もちろん集成材の技術が進歩したおかげで出雲ドームのような大規模の木造大スパン建築も可能になりましたし、構造用合板の補強面材としての利用で耐震強度を向上させることもできますから、それはそれで素晴らしいことではあります。ただ、特長を理解し性質を活かした使い方をしなければ意味が無いということです。
さて、以上のような事実を考えると「やっぱり無垢材の木造住宅がいいのか・・・」という事になりますが、それも気をつけなければならないことが結構あるのです。まず大きく分けて国産材か輸入材かに分けられますし、それも含めて樹種の選択は非常に重要な問題になります。まず、輸入材というのは検疫の関係上薬品処理されているということを認識しておく必要があります。又、国産材は高温多湿な日本の環境で育っていますから湿気に対する耐久性も高いものが多いのです。理想で言えば日本の国土環境下での耐久性を考慮すると土台、柱、梁などの構造材は国産材で、しかも、地球環境という視点も含めるとできるだけ地場の地域材を使うことが望ましいと思います。よく床や壁、天井などの仕上材にヒノキや杉、桐を使用して自然素材の家として宣伝されていますが、それよりも大切なのは家自身の骨格である中身の構造体であり、その上での表面仕上材なのです。
樹種の選択については同じ国内でも地域によって若干変化します。それは元来日本の家屋は地元の山で育った木で家を作り何世代にもわたって暮らし続けるということが基本だったからです。現在では一般的な樹種選択の基準としては、地盤面に近い土台はシロアリに強く耐朽性も強いクリやヒバ、ヒノキを使い、基礎パッキン(以前はネコ土台の名称で使われていました)を使用して常時乾燥状態を保ちます。柱は防蟻性の高いヒノキを使い、梁は曲げ強度の強い松を使用します。地域によっては杉の柱や梁を使用しますが、杉はヒノキや松に比べて強度が若干落ちるので柱梁の断面サイズを一回り大きくして使用します。梁等の横架材に使用する松は理想はやはり国産の地松(地場産の松)です。が、現実にはコストの問題もありほとんどが北米産の米松が使われています。米松は強度的には強いのですがシロアリに対する防蟻性は高くないため使用する箇所に注意が必要です。又、内装材に関してもできるだけ無垢材を使用することが望ましいと思います。ただし、意匠的(デザイン的)に輸入材を使用したり、水廻りやウッドデッキなど高耐水性が求められる部位は機能的にイペやチークなどの南洋材が適している場合もあります。
何れにしても純国産地場材だけを使用して家を建てると相応のコストが掛かりますし、多くの人にとっては理想であり現実的ではないという事は否めません。又、ツーバイフォーや輸入材の木片を固めた集成材と合板をメインに使用して作った家に住んだからといって必ず病気になるわけでもないし、30年程度で家が朽ちるわけでもありません。しかし、無垢のヒノキの柱は一等材であれば集成材の柱と同程度の価格ですし、例えば野地板など下地板に使う無垢の杉板と現在よく使われる耐水合板はたいして金額差はありませんから、同じコストなら国産無垢材を使用したほうが良いと思います。そうした木に関する正しい情報と知識が今一番消費者にとって必要なのかもしれません。そういえば昔の人(大工も施主も)は家を建てる時に床の仕上材や内装材よりも土台や柱、梁などの構造体の『木の選定』に最もこだわっていたような気がしますし、それだけの木の知識と目を持っていたのだと思います。
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■地球環境のこと
「地球環境」というテーマで始まると何かすごく大きな事のようにも感じますが、木のことを考える上で切り離せないのがこの地球環境のことなのです。木造住宅の良さは木の持つ物理的な性質によるところもありますが、何よりも木という存在が地球と人間が共存する為に欠かせないものであるということです。具体的に言うと、森林は人間にとって必要な酸素を供給し、二酸化炭素を吸収してくれます。そして雨水を浄化し保水し、川の流れを調整してくれるのです。森林がなければ人間は空気も水も得ることができないのです。
地球のシステムは循環することであり、21世紀は『循環型社会』を早急に構築しないと地球そのものが人間の住めない環境になると言われています。この循環型社会とは実は江戸時代の日本が構築していた社会システムであるとも言われています。江戸時代は鎖国していた事もあり完全な地産地消のシステムであり、農業、産業、エネルギー、廃棄物、経済、全てが有機的に自然循環し山と町と海も循環の中に成立していました。食料やエネルギーがそうであったように住宅も自然循環することを前提に作られていたのです。
では木造建築(伝統的な)のどういったところが循環型なのかを説明しますと、まず、建材として使用する木々は苗木から約50〜100年間の月日の中で人間や動物、エネルギー燃焼などにより発生する二酸化炭素を吸い、酸素を吐き出しながら成長していきます。その後伐採され建築材料として製材し、枝や小径部位などは炭化させてエネルギーとして利用します。壁は真竹を小舞に組んで下地を作り、土と藁で土壁を塗り、床は木の下地と藁とイグサで畳を作り、屋根は藁や萱を葺くか土を焼いてかわらを作って葺きます。壁の仕上は漆喰をフノリ(海草)で固めて塗り、建具は襖や障子など紙を利用して作ります。塗料もベンガラや柿渋など自然から得られる材料で作ります。
こうしてできた家は100〜200年の歳月を経て朽ち果てていきますが、朽ちた後も土となり木を育てる栄養分となります。このように木の成長年数と建築物の寿命が同じであるというところが循環型である所以なのです。100歳の木を使用して建築する民家は100年持ちますし、300歳の木を使用して建築する豪邸は300年持ちます。千歳の木を使って建てる寺院は千年間の寿命があるのです。つまり木を伐採した後に苗木を植えると100年後とか300年後とか新たに建築材料として木が必要になるときにその大きさに育っているのです。又、木はエネルギーという視点から見ても循環型エネルギーであり、現在はバイオマスエネルギーとして注目されています。
バイオマスエネルギーとは植物を原料とするエネルギーのことですがカーボンニュートラルという特徴を持っています。カーボンニュートラルとは例えば50年かけて育った木1本を薪や炭等燃焼エネルギーとして使用したとします。木を燃焼させると当然CO2が発生するのですがその燃焼により発生するCO2の量はその木が育った50年間に吸収してきたCO2量と等しいということであり、地球上の総体的なCO2量の増加にならないということです。このように木は建築材料として使用してもエネルギーとして使用しても自然循環のシステムからけっして外れることはないのです。
しかし、現在ではこの循環が崩れてきています。木造建築が循環型じゃなくなっているのです。その原因は環境よりも経済を優先させた人間のエゴなのです。まず、雨が山に降り注ぎ木々を潤し、川となり動植物を育て、里を通り様々な汚れを洗い流し、海へ出て蒸発し、雲となり、雨となるという基本的な循環は一つの山と平地と海がセットになって構成されています。つまり、一つの山脈とそこから広がる平地を一単位とした地域(エリア)として成立しているのです。にもかかわらず現在の建築材料はこの循環エリアを超えて海を隔てた海外から輸入されています。これでは森林における自然循環は成立しません。又、100年かけて木を育てずに短期間で化学的な力も使って育てた小さな木を接着剤でつなぎ合わせて集成材や貼り合わせて合板として利用していますから、100年サイクルの自然循環が起こるはずもありませんし、朽ちた後も土以外の得体の知れない化学物質が土壌に蓄積されていきます。さらに、新建材という石油製品を中心とした建材が木に代わって使われるようになり、家一軒の中で木や土、紙などの自然材料の使用率はどんどん少なくなってきています。さらに木でも循環型という視点から国産無垢材に限定して捉えると、さらに少ないのです。
樹種の選択については同じ国内でも地域によって若干変化します。それは元来日本の家屋は地元の山で育った木で家を作り何世代にもわたって暮らし続けるということが基本だったからです。現在では一般的な樹種選択の基準としては、地盤面に近い土台はシロアリに強く耐朽性も強いクリやヒバ、ヒノキを使い、基礎パッキン(以前はネコ土台の名称で使われていました)を使用して常時乾燥状態を保ちます。柱は防蟻性の高いヒノキを使い、梁は曲げ強度の強い松を使用します。地域によっては杉の柱や梁を使用しますが、杉はヒノキや松に比べて強度が若干落ちるので柱梁の断面サイズを一回り大きくして使用します。梁等の横架材に使用する松は理想はやはり国産の地松(地場産の松)です。が、現実にはコストの問題もありほとんどが北米産の米松が使われています。米松は強度的には強いのですがシロアリに対する防蟻性は高くないため使用する箇所に注意が必要です。又、内装材に関してもできるだけ無垢材を使用することが望ましいと思います。ただし、意匠的(デザイン的)に輸入材を使用したり、水廻りやウッドデッキなど高耐水性が求められる部位は機能的にイペやチークなどの南洋材が適している場合もあります。
何れにしても純国産地場材だけを使用して家を建てると相応のコストが掛かりますし、多くの人にとっては理想であり現実的ではないという事は否めません。又、ツーバイフォーや輸入材の木片を固めた集成材と合板をメインに使用して作った家に住んだからといって必ず病気になるわけでもないし、30年程度で家が朽ちるわけでもありません。しかし、無垢のヒノキの柱は一等材であれば集成材の柱と同程度の価格ですし、例えば野地板など下地板に使う無垢の杉板と現在よく使われる耐水合板はたいして金額差はありませんから、同じコストなら国産無垢材を使用したほうが良いと思います。そうした木に関する正しい情報と知識が今一番消費者にとって必要なのかもしれません。そういえば昔の人(大工も施主も)は家を建てる時に床の仕上材や内装材よりも土台や柱、梁などの構造体の『木の選定』に最もこだわっていたような気がしますし、それだけの木の知識と目を持っていたのだと思います。
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