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倉野 路凡(くらの ろはん)
【ファッションライター・コラムニスト・ライフセレクター】

●1965年生宮津市生まれ
●宮津高校出身
モノ・マガジン、東京ウオーカー、週間スパ!,ウオッチアゴーゴー(節約時計術/連載)、一個人、メモ男の部屋(ろはんの小引出し/連載)などライターとして活躍。

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『東京通信』はハーモニーライフのために季節ごとに書き下ろされる、メディアに先駆けた情報です。

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巨大都市『TOKYO』…そこには洗練さと雑然さが混在しています。
そんな東京からモノやライフスタイルの情報を発信しているコラムニスト「倉野路凡」からホットラインで送られてくる“活きたままの感性情報”…それが『東京通信』です。


 


東京通信Vol.9 チロリアンジャケット

ずっと欲しかったチロリアンジャケットを買った。ブランドはホッファで、商品名は“Walkjanker”。
オーストリア製である。もともとオーストリアのチロル地方の民族衣装で、まわりの国々に普及していったようだ。パリのBCBG(育ちのいい人々)の間でマストアイテムになってたほど。

さて、その最大の特徴といえば、肉厚の圧縮ウールだ。この圧縮ウールは未脱脂のウールを編み上げた後に、半分の大きさになるまで蒸気にさらしていく。そのため繊維の目がギュッと詰まり、保温性が抜群にいいのである。多少の雨ならはじいてしまう。衿付きと衿なしがあるが、ボクが買ったのは衿付きタイプで、パイピングがフロントから裾にかけて施されている。大きめのメタルボタンも雰囲気だ。肩に羽織るとけっこう重く、丈はやや短め。

本来ならばチロリアンシューズに合わせるべきかもしれないが、普通のワークブーツに合わせて、ジーンズを履いている。とてもアメリカンな服装だ。
フワフワフカフカのダウンジャケットは肩が凝らず暖かく、じつに有り難いが、どーも物足りない。ズシリと重いチロリアンこそアナクロニストにはいいのだ。あまりお目にかかれないアイテムだが、セレクトショップではよく見かける。この冬一枚どうだろう。



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